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あるドワーフの手記

青の洞窟のクリアの際に思いついたネタを小説にしてみました!

若干ネタバレ気味かもしれませんので未クリアのかたはご注意を!

続きは追記で
↓↓↓↓↓↓





ヴォルフガングを暗殺したジークリットは憂いを帯びた表情でヴォルフガングの自室の片づけをしていた。

「あの男どこまで性根がだらしないのかしら。部屋中ゴミ溜めのようだわ」

そう言いながらジークリットは手当たり次第ゴミ袋に色々なものを入れていった。
部屋中の中をあらかた片づけ終わり部屋の隅に設置されていた机の片づけに取り掛かった。

「さすがにここの書類は確認せずに捨てるわけにはいかないわね・・・」

そう溜息のようにつぶやくと椅子に座り机の上の書類の確認を始めた。

整理をはじめてしばらくするとふと机の端の方に一目見てわかるほど丁寧に置かれているノートのようなものが見えた。
ジークリットは何だろう?と思いながら手に取って開いてみるとそれはヴィルフガングの書いた手記であった。
ページの初めはヴォルフガングが若いときにエルフの村に立ち寄ったところだった。

1×03年4月4日
 この気持ちは初めてのことだ!酒屋で一目見たときからある女から目をはなせなくなっちまった。
それも相手はエルフの女ときたもんだ。自分自身でも信じられねぇ・・・
旅が好きだという事もあるが昔から縁談を勧められても一人が気楽でいいもんだと思って断わりつづけさらにそういった関係を持とうと思ったこともなかった俺がたまたま立ち寄ったエルフの村でそんな女に出会うなんて・・・
この衝撃を忘れないために俺は手記を書くことにした。
とりあえず彼女を誘うことにしよう・・・

1×03年4月5日
 彼女を誘ってお互いに盛り上がってしまい夜にはそういう関係になってしまった。
 次の日の朝に俺は彼女に結婚を申し込んだが彼女は「この村でそんなことをしたらあなたも私もおしまいよ。あなたは早く私のことは忘れて旅立ってください。」そういって家から追い出されてしまった。
おれは未練はあったが彼女にそう言われたんじゃどうすることもできないと後ろ髪をひかれながら旅に出た。


1×03年4月12日
 やはり今でも彼女のことは忘れられない。
 彼女の笑顔、声、そして優しさ・・・

1×03年5月20日
 やはり、彼女を忘れることが出来ない。
 彼女を守る力と権力を手に入れて彼女を迎えに行こう。

そこから先はしばらくヴォルフガングは彼女のことを思いながらも鉱業のギルドの設立に苦心している様が描かれていた。



1×06年4月30日
 あれから3年ほどたっただろうか・・・
 俺はなんとか鉱業ギルドを立ち上げてそこの頭領になった。
 今ならあの時の彼女を迎えに行っても彼女の身を守ることもできるだろう。

1×06年10月3日
 ギルドを立ち上げたのはいいがある程度大きくなったが故に内部の抗争が水面下で起きているようだ。
 いま俺が不祥事を起こすとギルドが割れてしまいかねない。

1×06年12月17日
 彼女がうちのギルドに来た。
 彼女の話では俺との子供が出来たことでエルフの村を追いだされたらしい。
 俺の子だと認知したいが今それをするとギルドがダメになる・・・
 彼女を迎えるために作ったはずのギルドのせいで彼女を苦しめることになるとは何とも皮肉だ・・・
 ただ今の俺に言えることは「側にいたいなら働け」という冷たい言葉だけだった・・・

1×06年12月20日
 彼女に秘密で会って事情を説明して彼女も理解はしてくれたが「このことは娘には伝えないでおきましょう」と言っていた。

1×07年3月3日
慣れないことをしたせいか彼女は病気にかかってしまった。
 ギルドの頭領としてできる限りの手は尽くしたが彼女は死んでしまった・・・

1×07年4月24日
 彼女の娘であるジークリットには楽をさせてやりたいものだ・・・
 幸い彼女はギルドの連中の娘のような存在でみんなに愛されている。
 母親がなくなっても多少は寂しくはないだろう・・・




1×27年4月1日
 あれから20年が経ちジークリットは賢しく育った。
 だが、俺のことをどうやら恨んでいるようだ。
 ジークリットにしてみれば母親が死んだのは俺のせいだからな。
 今俺が隠居してジークリットに頭領の座を渡したいところだが最初から俺の部下をやっている副頭領のあいつらがそれは許さないんだろうな・・・

1×27年5月15日
 娘に頭領の座を譲るためにはどうすればいいか考えていると仮面の貴族がやってきた。
 奴曰く「あなたが狂ったふりをして、彼女に自分を殺すように仕向ければいいのですよ。えぇ・・・」
 そういって禁書を置いて行った。
 あの男信用ならないが言っていることは一理ある・・・
 禁書を使うか使わないかは別にして頭の片隅には入れて置こう。

1×27年6月1日
 今日ギルド内で次の頭領は誰にするかという話をしたところ副頭領の二人は自分こそが次の頭領だ!と言わんばかりにいろいろと根回しをしているらしい。
 仕事のできるジークリットのことも敵視し始めているらしい。
 下手をすると鉱山の事故にジークリットがあってしまう。
その前にどうにかしなければ・・・


1×27年7月25日
 今日坑道内で落盤事故があったらしい。たまたまそこの現場の監督をしていたジークリットが死にかけたらしい。
 俺が調べた限りだと仕組んだのは例の二人の何れかのようだった。
ジークリットのために俺は悪者になることを決意した。
 今日からは狂人になったふりをしなければ・・・

1×27年8月10日
 禁書を使い坑道内にモンスターを設置し始めたらジークリットは冒険者ギルドに俺のもとまで連れて行ってくれと依頼を出したらしい。
 冒険者はなかなかの腕前で俺の用意した罠を次々と突破してきている。
 俺のもとにジークリットが来るのは時間の問題だろう。

1×27年8月15日
 とうとう俺のいる場所の直前の罠を突破した明日にでもここに来るだろう。
 愛する娘のジークリットのために死ねるのは俺のせめてもの罪滅ぼしだろう。
 彼女の引き留めを無視してでもエルフの村にとどまって周囲の理解を得る努力をするべきであった。
 あの賢いジークリットのことだ、こんなことをした俺を許すことはないだろう・・・
 大方暗殺者でも雇って俺を殺す機会をうかがっているはずだ。
 あとは俺が狂人として死ねばギルドをすくった英雄としてジークリットが頭領になるだろう。
 そうなるように根回しはディメント王国にすでにしてある。

これで彼の書いた手記は終わっていた。
この後の顛末は彼女はよく知っていた。


パタン

手記を閉じたジークリットの顔には何も表情は見られない。

「馬鹿な人ね・・・ 私の母もそして父も・・・」

そう言いつつも愛おしげにその手記を胸に抱きしめながらつぶやいた。

「母も不器用だと思ったけど父も不器用だったわけね・・・ どおりで私も不器用なわけね・・・」

そして彼女の心には父の作ったこのギルドを大陸で一番のものにすると決意を決めたのであった。

そしてヴォルフガングの部屋をでるジークリットの顔には入るときに見えた憂いはなく決意に満ちた表情をしていた。
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テーマ : Wizardry Online
ジャンル : オンラインゲーム

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非公開コメント

No title

なに、かっこいいな。
ヴォルフガングかっこいいな。
イケドワ。

No title

ファインマンさん

ドワーフはいつでも格好良いですよ!?
ちょっと洞窟クリアしたときにただ犬死させるにはかわいそうなドワだと思い書きました!
さぁ~あなたもドワーフに転生するときです!(

No title

ちょっと影響を受けて、SSを書いてみました。
http://wizreku.seesaa.net/
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