スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

あるドワーフの冒険譚

ゴトン
物音で彼は目を覚ました。
一瞬何事かと思い彼は薄暗い部屋を見回し船の中であることを思い出しため息をついた。
彼は元いた大陸では英雄とまで言われていた凄腕のドワーフの戦士であった。
しかしとある争いの際に相手を倒す直前に呪いをかけられに彼の力は奪われてしまった。

「やれやれ、わしも臆病になったものだ・・・」

先ほどの音がどうやら船が船着場に到着するときの音であることに気がつき彼は苦笑いを浮かべた。

「さてと、いつまでも過去の栄光に浸っていないで下船する準備でも始めるかのう」

彼は一人でそうつぶやき船室の荷物を片付け始めた。
呪いをかけられたあと彼はアザルス大陸のディメント王国で冒険者を募集しているという話を聞いて元いた大陸から逃げるように去っていった。彼が今では駆け出しの冒険者並みの力しかないのに民衆が彼のことを英雄扱いするのに耐えられなかったのである。
「民衆は英雄を求めておりその英雄に求められるのは知識ではなくだれにも負けない武勇じゃからな・・・」
これは彼が去る祭に親しい友人に話した言葉である。
そんな昔のことを考えながら荷造りをしていると船室のドアを乱暴に叩く音がしてきた。
「おい、爺さんアルザス大陸についたぜ」
彼はその言葉を聞き気を引き締め少ない荷物を背負い船を下船した。

大陸に到着するといきなり声をかけられた。
「そこのキミ!うん、そうキミ。キミみたところ新米の冒険者って感じだけどこの町は始めて?」
めんどくさいと思いつつ彼は答えた。

「そうじゃがそれがエルフの小娘に何のかんけいがあるんじゃ?」

彼は相手がエルフだと気がつき棘のある口調で答えた。すると相手のエルフはなれたように返答した。

「私は、エレシェ、冒険者ギルドの使いでこの町に着たばかりの冒険者に案内をしているの」

その後彼女はこちらが聞いてもいないのに淡々とディメント王国と港町イルファーロについて語りだした。
この手の手合いには下手に途中で話をさえぎるよりも黙って聞くほうが良いと思い彼は黙って話を聞いていた。
そして一通り町の説明を終えるとこういってきた。

「ところで、冒険者ギルドへの登録は済ませた?登録しないとこの町で仕事できない上に入れる区画も制限されるから登録は必須よ」とのこと。

「そんなことだろうと知っておったが貴様が話し続けていていけていないではないか」という言葉を彼は飲み込み「まだじゃ」とだけ伝えた。

「登録するには、試験を受けてもらうことになるわ。まぁ、心の準備ってものも必要でしょうから都合が良くなったら声をかけてね」
彼は1秒の間もなく答えた。
「わしは冒険者になるためにこの大陸に着たんじゃ、心の準備なぞとうに終っておるぞ!」

するとエレシェはいきなり試験を受けるのは構わないけどその前に町について知っておかない?というニュアンスのことをいい、彼にお使いクエのようなものをやらせるようだ。
彼は憤怒でエレシェを殴ろうかと思ったがここで怒るのも大人気ないと考えどうにか無表情に取り繕い「せっかくなのでやらせていただこうかのう」と伝えた。
最初の依頼は、宿屋のパイノンという人に紹介状を見せて話を聞いてこいとのことだった。
いわれたほうにある宿屋に向かうと店の前にドワーフが立っていた。
「エレシェという名前のエルフの小娘に紹介状をもらい来たのじゃがパイノンという人はおるか?」
そう聞くと髭を真ん中でグルグル巻きにしたドワーフは答えた。
「わしがパイノンだ、エレシェに指導してもらっているとは運がいいな、サインはしておいたからこれをエレシェに渡すんじゃ」
といって渡した紹介状を返してきた。
どうしてエレシェだと運がいいのか聞き返そうとしたら彼はこちらが質問する暇も与えずに宿屋の説明をし始めた。
「まぁ~冒険がおわったら宿屋で休憩することだな」
パイノンはそう締めくくると後ろにいたお客に声をかけられ去っていった。
仕方なく彼はエレシェの元に戻っていった。
「今度はこの紹介状をボルダック商店のロッテさんに持っていって」
今度は商店か、エレシェはいったいスポンサーからいくらもらっているのだろうかとくだらないことを考えながら路地裏にある露天に向かった。
紹介状を見せるとロッテはいきなり言い出した。
「ア、アイテムを~ 
 イ、一杯持っていれば~ 
 テ、敵が強くても 
 ム、無茶できる!!」
残念な人を見る目で見つめているとロッテは何事もなかったのように「あ、あとこれエレシェさんから前金で頂いているのでおもちになってくださいー」といって簡易キャンプ10個を渡してきた。

エレシェの元に戻り紹介状を渡すと「今度は面倒だから一気に行ってきてもらおうかな」と言いまずはマイクロークの支配人であるティンプのもとへいけとのことである。
ポークルのティンプは「あの小娘まだそんな偽善を・・・」とはき捨ててマイクロークの説明をしてくれた。
その後ロイヤルショップ定員のアシューさんのもとに行けといわれロイヤルショップに向かった。
そこでポークルの定員からサービス品としてレッドポーションをもらい最後のクエ(お使い)先である鍛冶屋のバッチスに向かうことにした。
鍛冶屋ならドワーフであることは確かであろうな・・・彼はそう思いながら鍛冶屋に向かっていった。
鍛冶屋に到着し鍛冶屋のドワーフならば話しやすかろうと思い説明が終りそうなのでこの町の様子などを聞こうと思っているとバッチスは最後に一言付け加た。
「それと、エレシェに今度飯でもどうかと聞いてくれないか?あ、いや、あんでもねぇ。なんでもねぇよ!さっさといっちまいな!」
最後は照れるように若干頬を染めながら声を荒げた。
この鍛冶屋のドワーフはどうやらあのエルフに恋しているようだ。
物好きなドワーフがいるものだ鍛冶屋の腕も怪しいぞと思いながらエレシェの元に戻っていった。

「冒険者の心構えはこの辺かしら。もう私が教えることはないわ。あなたの能力は平均的だけど、底知れぬ可能性を感じるわ」
底知れぬ可能性と聞き彼が駆け出しの冒険者の頃世話をしてくれた先輩冒険者のセリフを思い出し苦笑いを浮かべてしまった。
(まさかここでもそんなことをいわれるとは・・・)

そんな彼の心のうちを知らずにエレシェはリアールという戦闘訓練所補佐官を紹介してくれた。
彼女が試練場に案内してくれるとのことであった。


続く

スポンサーサイト

テーマ : Wizardry Online
ジャンル : オンラインゲーム

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

カリーム・グリーバス

Author:カリーム・グリーバス
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
カテゴリ
カウンタ
現在の閲覧者数:
もしよければポチっとお願いします!
ウィザードリィ オンライン・攻略ブログ
リンク
相互リンク
  • じすけwizon滞在記

  • ツマミはポークル

  • wizardry online 売買掲示板

  • いしのなかにいる!

  • なきゃないなりに

  • Adventure Sheet-冒険記録紙


  • 勝手にリンク
  • 蝿の王ベルゼバBOON!


  • ドワーフイベント宣伝ブログ
  • ドワーフのためのトークリングイベント告知用ブログ


  • ユニオン関連
  • ユニオン掲示板


  • 管理画面へ
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。